やわらかい

日々、いろいろ、ほそぼそ

肩こりの話


今日は何の話にしようかな〜と悩んで、肩こりが結構進んできたので、肩の話にしよう…と思って書き始めた。肩の話でほんとにいいのかわからん。乗ってる電車がコレで合ってるのかわからないなみたいな、わからないまま発進した。たまにはそういう日もいいでしょう!!


原稿がんばるぞ〜と思って、ゴリゴリ進めていたら、私はかなりペンを握る力が強いのと、グリップを装着していないので、手の痛みにちょっと心が折れそうになっている。

元々両手の中指が父親からの遺伝で第一関節がきゅ、と斜めに曲がっている。小指を外側とするならそっちに指が沿ってる感じ。


何年か前に、私は右手が利き手なのだが、人差し指をさっくり包丁で切ったことがある。どうやったらそうなる!?と言われ、確かに…と思ったのだが、人差し指の付け根の関節の甲をスライスする感じで切った。

首の皮一枚繋がったというが、まさにそれ。

スラ…と切れていた指はかなり深めにスラ…と切れていた。最初はアドレナリンが出ているのでいけんじゃない?と思ったのだが、全くいけんかった。止まらない血。見るからにズレている…皮膚…。

友達がたまたま家に来ることになっていたので整形外科に連れて行ってもらうことになり、そうしたら治療をしてくれた先生が急に、「!?」となって、何や…!?と思ったらこの中指の形について疑われた。「突き指してる!?」いや、めっちゃ遺伝。

それくらい曲がっている。


そのせいもあるのか、この中指、ペンだこがひどく痛みが強い。あ〜…もう描くのやめたいよ〜と心が折れそうになっている。

それはさておき。

私はとても姿勢が悪い。いわゆる猫背というやつである。これも肩こりの一因を担っている。直そうと思ってももうちょっと取り返しは多分つかなくなっていて、たまに自分の後ろ姿を見た時に、おばあちゃんの背中か?と思うことがある。そのレベルだ。


初めて同人誌を作るとなった時、それは顕著に体に害をきたした。

スタンドとかがないせいもある。今もない。買えよと思うのだが、逆にスタンドで斜めにして描いてる姿の想像がつかない。絶対描けると思う。でも、よくわからない二の足を踏んでいる。手の置き場がわかんなくなりそうで…。

ある朝起きたら、歩く振動で頭痛がすることに気がついた。何だこれは…?!何もわからないまま自転車で出勤した。

地獄だった。

段差を乗り越えるたびに揺れる頭、そして激痛。腰も痛かった。それが肩こりのせいであると気づいたのは職場についてからだった。


その帰り道、職場の人が使っていた姿勢矯正の座椅子みたいなものと、とりあえず痛み止めとしてロキソニン、肩を温めるカイロを買った。薬で耐え忍んだ初原稿、今思い出してもイカレてると思うし、命の危険を感じた。あれ、多分いきすぎたら血管切れるやつだよね?

やっぱりスタンドは買った方がいいんだと思う。まあ、今回はまだ買わないけど…。


この肩こりなのだが、たまにマッサージに行くと指摘をされる。

何回か行ったことがあるのだが、学生時代にマッサージに行った際、担当してくれた人に「事務職とかされてますか?」と聞かれた。まだ学生である。「いえ、普通に学生です」と答えたら、「右肩が異常に凝っている」と言われた。

異常に!?凝り方に異常とかあんの!?

すごい悲しい気持ちになったが、うつ伏せで穴みたいなところに顔を突っ込んだ状態だったのでシンプルに笑うことしかできなかった。


大学院生の頃、研究室の教授と展覧会巡りのような感じで台湾に旅行に行った際、必ず教授たちが行くというマッサージ屋があるということで、それに着いて行った。

教授たちはカッピングで、私は全身マッサージをお願いしたのだが、担当をしてくれていたマッサージ師の方が肩を揉み始めた瞬間である。

「肩、カタイ!!ヤバイ!!」

嘘じゃん。私は油断していた。

てっきり日本語は話せないのだろうと思っていたのだが、台湾は日本語が話せる方も多い土地なのだ。そうとは言え、こんなに強く言われることがあるのだろうか…これもまた悲しい気持ちになり、「ヤバい?」と聞いたら、おばさんはこくりと頷いた。あの顔と天井を私は忘れないだろう。


そういうわけで、私はかなり肩がヤバいという気配を感じ始めると、色々対策を取り始めるのだが、そうも言ってられない状況でもある。

実際、そうならないために原稿などというものは取り掛かるべきものなのだろうが、これも自分の犯した罪なのである。自分で償わねばならないのだ。


みんなも肩こりには気をつけてほしい。そして私は早くiPadスタンドを買うべきなのだと思う。


写真は台湾で行ったマッサージ店の看板である。機会がある方は一度訪れてみてほしい。