やわらかい

日々、いろいろ、ほそぼそ

まるい、やわらかい、いのち

ちょっと良い感じに目が覚めたので、朝ごはんのグラノーラを食べて、白湯を飲んでゆっくりしていたら腸が整いすぎてお腹を壊しました。
いいことと悪いことは半分ずつだなと実感しつつ、外の暑い空気を眺めている。

母親から、あんたの住んでるとこ気温40度になるってさ!という連絡がきて、散歩は取りやめにした。今は日課になったラジオを聴きながら、これを書いている。


何を書くか悩むと、タイトルを書くと書けることに最近気がついた。

今日のタイトルは、まるい、やわらかい、いのち。
この三つの単語は、私が何となく好きな言葉たちだ。丸いは自分のHNに使っているし、やわらかいはこのブログのタイトル、いのちはURLのドメイン名に入っている。他にも、Twitterでも同じようにアカウント名に使っている。

この三つだけれど、私の趣味である画像検索で検索するのが楽しいものでもある。
私は、Googleの画像検索で商品画像を見るのが好きだったりする。検索はなんでも良い。時代は進んでいるので、曖昧な単語でも頑張って近しいものを提供してくれる。え、違う!と思うこともあるけれど、それはそれで人の勘違いの頭の中を見てるみたいで楽しい。

誰かが物撮りした置き物とか、おもちゃとか、シュールさがぐっとくる。中には、こんなおもちゃがあるの?とか、誰が買うねん、というような掘り出し物を見つけることができる。
その中でも、好きなのはスーパーボール、もしくは丸い、とか円、とか球、そういう単語で検索するのがかなりおすすめ。
スーパーボールは動物が入ってると喜ぶ。私が。海獣が好きなので、最高の海獣入りスーパーボールを探し続けている。あの小さな丸い球の中に、無理やり詰め込められたみたいな、小さなフィギュアの造形。できることが限られた中で、一生懸命作ったんだな…と考えると中のフィギュア造形士の個性があったりしてめちゃくちゃ下手くそだと手を叩いて喜ぶ。可愛くて。
よいスーパーボールを見つけた方はぜひご一報を。

やわらかい、は多分主に犬とかぬいぐるみ。
これも画像検索をよくする。犬種で検索すると人が飼っている犬も出てきてしまうこともあるけれど、やはりどこぞのプロが撮った画像がとてもいい。ボルゾイシーズーがかなり良い。彼らは何のために撮られているのかわかっているはずもないし、そんなに集めんでも。と、思うほどのかたまりで集合させられている。
良いとこ育ちそうな犬を検索するのがおもしろい。私が過去一番笑ったのは、しめ縄のように太い縄が広げられた真ん中に、マルチーズが入っていた画像。しめ縄がメインかマルチーズがメインがさっぱりだった。

それと、ぬいぐるみ。これは前々回の記事で書いたので割愛。でも、画像で見るぬいぐるみは物撮りの工夫がされていて、急に撮り手の意思を感じる。私のプロフィール画像もそう。
この角度でしょう!なのか、この角度で持ってください!なのかわからないけれど紫バックで掲げられるラッコのぬいぐるみ。なんかライオンキングのシンバが産まれた時みたいでいい。

いのち。私はこういうものをまるっといのちと呼んでいる。
実際、犬なんかは命だし、ぬいぐるみやスーパーボールはかたまりとして命が宿ってる感じがする。作り手とか、撮り手とか。いのちってやわらかくて、まるい。どことなくそういう印象が私にはあるのだ。
守りたいとは少し違う。それよりも、眺めてみたり、こわごわとでも触れてみたさがある。画像検索をするのは、この三つの単語のはしっこを形にしたものを見たいからなのだと思う。あとは、単純に楽しい。シンプルなインターネットサーフィンだ。

まるい、やわらかい、いのち。
どれも聞くと丁寧に扱わなければならない気がする。これは多分、私が人やものに対してそう思っているから好きな言葉なのだと思う。
ここには漢字なのか平仮名なのかという部分でも、見栄えと受け取り方の違いがある。日本語特有のことだけれど、これは私としては結構大切なところだ。
丸い、柔らかい、命。
なんか急に固くなった。とか、私は思ってしまうわけである。この固さじゃない。この固さなら、丁寧に触らなくてもいける気がする。

いのちはまるくて、やわらかい。
思いがけない衝撃で壊れてしまったり、形を歪めてしまったりする。中に入っているものを無理やり取り出そうとしても、そう。そういう理由で、誰かやものの中へと踏み込んでいくことは、興味があっても、慎重にならなければいけない。最初は眺められたらいいかな、と私は思う。
まるい、やわらかい、いのち。
自分でも、自分が作ったものでも、人が作ったものでも。じっと眺めて、触れるなら慎重に。見ていくと、底なし沼なのもよく似ている、そんなインターネットサーフィンくらいの距離感。

かなり抽象的な話になった。
まるい、やわらかい、いのち。
要はこの三つを、私はとても大切にしているという話でした。